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無双神伝英信流抜刀兵法
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1.無双神伝英信流の形の特徴 2.無双神伝流 形目録

 無双神伝英信流の形の特徴


無双神伝流の形は大森流、英信流表、英信流奥、太刀打、詰合、大小詰、大小立詰の各形のグループから構成されています。
大森流の11本の形は大森六郎左衛門に新陰流を習った林六太夫が、大森六郎左衛門が創始した大森流の居合を無雙流の居合に取り入れ、初めに稽古するように定めたとされています。したがって、大森流は古伝の形ではなく江戸時代に入って付加された形であり、正座から始まることを特徴としています。また、大森流は現在は単独の独立した流派ではなく無双神伝流の体系の中に組み込まれた流派です。
英信流表の10本の形は立膝の姿勢からはじまることに特徴があります。形は向身、左身、右身、後身の順に稽古するように体系付けられ奥居合への自由な動きの基礎を養います。
英信流奥の20本の形は前半が座姿勢、後半が立姿勢での形であり、形にとらわれず自由自在の動きを要します。
太刀打の10本の形は剣術の形です。主に刀を抜いた後の働きを稽古しますが、その動きは無双神伝流の居合の動きとかわることはありません。
詰合10本の形は前半が座姿勢から後半が立姿勢から始まる形です。座姿勢から始まる形は居合と剣術との中間的な働きを稽古します。 大小詰8本、大小立詰7本の形は柔術的技法の形で大小詰は座姿勢で、大小立詰は立姿勢での形からなっています。

無双神伝流の形はいずれの形も無理無駄のない動きを要することを特徴としており、形を作ることなく、体も心も自由に働くことを大切としています。






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